夏モデルほぼ出そろい、変動おだやかに──携帯夏商戦はそろそろ終盤
今回のドコモ端末ランキングは新機種の登場で、下位にやや順位の変動があった。 首位は変わらず、パナソニック モバイルコミュニケーションズ製の「P906i」。連続首位記録を「9」に伸ばした。
続いて2位にNEC製の「N906iμ」、3位にシャープ製の「SH906i」、4位にNEC製の「N706i」、5位にパナソニック モバイル製の「P706iμ」(初登場)が入った。
P706iμは厚さ9.8ミリの薄型ステンレスボディが特徴の“オトナ向け”ワンセグ端末。今回は2日間のみの集計だったが結果は初登場で5位。そこそこのスタートダッシュを見せたといえる。
P706iμ以外でも、最近のドコモ端末は70xiシリーズがなかなか好調のようだ。今回のランキングは90xiシリーズ4機種に対し、70xiシリー ズが6機種と優勢。4位に「N706i」、5位にP706i、6位に「SH706i」、8位に「N705i」(2008年春モデル)、9位に 「F706i」、10位に「SH705i」が入った。
●新機種のW62SH、W62CA、W62Hは人気継続
前回、新機種の登場ラッシュで大きく変動したau端末のランキング。今回、その動きはやや落ち着いたものの、いくつかの機種で順位の変動もみられた。
首位は前回と変わらずカシオ計算機製「W61CA」(2008年春モデル)が獲得。続いて2位にシャープ製の「W62SH」、3位にパナソニック モバイル製の「W61P」(2008年春モデル/前回5位)、4位にカシオ計算機製の「G’zOne W62CA」(前回3位)、5位にシャープ製の「AQUOSケータイ W61SH」(2008年春モデル/前回4位)が入った。
前回登場した夏の新機種の順位は今回もそれほど変わらず、今後もランク圏内に留まりそうだが、依然、安価に販売する2008年春モデルの人気も衰えない。春モデルのW61CAは首位を譲らず、W61Pも前回の5位から2つ順位を上げ、3位に上がっている。
KDDIは2008年夏モデル(とCyber-shotケータイ W61S)から分割で購入できる割賦販売制度を導入した。次の2008年秋冬モデルから基本的には販売する端末すべてが同じ販売方法になり、かたやシンプ ルコースで「0円/1円」の旧機種もあるといった極端に安価と感じられる選択肢はなくなると思われる。これにより販売動向はどう変化するだろうか。現在の ドコモ端末と同じように、そしてかつてのau端末と同じように新機種がいきなり躍進するのだろうか。
夏の新機種がほぼ出そろい、携帯夏商戦もそろそろ終盤。さて次は……と考えたくなる時期になってきた。
●「iPhone 3G」連続首位、AQUOSケータイ 923SHなど夏の新機種も好調
今回のソフトバンクモバイル端末の販売ランキングは変動がほとんどなく、かなりおだやかな結果になった。
首位は「iPhone 3G(16Gバイトモデル)」。連続首位記録を「3」に伸ばした。
続いて2位にシャープ製の“全部入り”「AQUOSケータイ 923SH」、3位に防水スリムワンセグ「THE PREMIUM WATERPROOF 824SH(Elegant Line)」、4位にパナソニック モバイル製のベーシックモデル「820P」、5位にシャープ製の“PANTONEケータイ”「812SH」が入った。
iPhone 3Gの16Gバイトモデルは今回も好調を維持。入荷されればすぐ売れる状況は変わらないようだ。ただ、8Gバイトモデルの方は登場週の2位から前回は6 位。そして今回はランク圏外に落ちてしまった。価格差がそれほどないこと、そしてそもそも店舗への入荷数も2色ラインアップする16Gバイトモデルよりだ いぶ少ないこともあるようで、販売数の差もじわじわ広がってきている。
このほか今回は、シャープ製の“PANTONEケータイ”新機種「PANTONE Slide 825SH」が8位に上がり、登場3週目で初めてランクインを果たした。2007年1月発売の初代PANTONEケータイもいまだ5位を維持する人気機種 だが、デザインや多色展開に加えて、ワンセグやおサイフケータイ、国際ローミング、HSDPAなどの機能もしっかり備えるPANTONE Slide 825SHも長期人気機種に成長する資質がある。このあたりはソフトバンクモバイルの端末販売戦略によるが、次の秋冬モデルの登場にともない値下げされる とさらにグッと人気が上昇する可能性も高そうだ。
ソフトバンクモバイルの夏モデルは今週末の8月2日に、パナソニック モバイル製の「VIERAケータイ 921P」が発売される。共通する箇所が多いドコモの「P906i」に比べるとやや遅い登場となったが、次回、ランクインできるだろうか。
●新機種「EMONSTER lite」、6位に上昇
イー・モバイル端末のランキングは、新機種「EMONSTE lite」以外の変動はなかった。
首位は変わらず、7.2Mbps通信対応のUSB型データ通信端末「D02HW」、続いて2位にExpressCard型の「D03HW」、3位に 「D02NE」、4位に東芝製の音声サービス対応端末「H11T」、5位にHUAWEI製の音声サービス対応端末「H11HW」が入った。
今回の変動は6位のEMONSTER liteと7位の「EMONSTER」が入れ替わったのみ。上位のデータ通信端末はモバイルPCとのセット販売が順調のようで、イー・モバイル端末の販売動向はこの先しばらくは同じ傾向が続きそうだ。